ネイティブアプリとは

スマートフォンが普及したことによって、様々なアプリが開発されてきました。数え切れないほど展開されているアプリには、大きく分けて三つの種類があり、ネイティブアプリはその種類の一つです。では、具体的にどのようなものなのでしょうか。

ネイティブアプリは、AppStoreやGooglePlayなどからインストールして使うスマホアプリのことです。つまり、私たちが日常生活でスマホアプリと聞いて思い浮かべるものが、このネイティブアプリであると言っていいでしょう。使い心地や、その目的は、それぞれのアプリによって大きく異なり、つまりそれだけ、カスタマイズしやすく、デザインに幅を持たせることができるアプリ形態であると言えます。

ネイティブアプリのメリットはいくつかあります。動作処理が速い、というのがその一つです。動作処理速度はユーザーの感覚として非常に重要な要素であり、それによって快適さが大きく異なってくるため、これが速いということは大きなメリットであると言えるでしょう。また、一度インストールしてもらえば、それなりに長く使ってもらえる、というのもメリットです。ウェブアプリでは、一度使えば、もうほとんど使わない、ということも往々にしてありますが、ネイティブアプリは、一度インストールしてしまえば、すぐにアンインストールすることはあまりないため、長く使ってもらうことができます。また、アプリ内課金に対応する、というのも大きなメリットです。もちろん、課金してもらえるかどうかは、サービスの質によるのですが、アプリ内課金、という機能を簡単に実装できる、というのは、メリットとしては大きいでしょう。

しかし、もちろんデメリットもあります。それは、そもそもインストールしてもらいづらい、ということです。中々、新しいアプリをインストールしてくれるお客様はいませんから、広めるのはそう簡単ではありません。また、各ストアの規約に従わなければいけないため、完全に自由な表現ができるわけではない、というのもデメリットです。しかし、そこまで尖った表現をするつもりがないならば、これはまったくデメリットにはなり得ないでしょう。

様々なアプリの中に、ネイティブアプリに向いている、というサービスがあります。まず、端末のカメラ機能を使ったサービスです。これは、カメラ機能をオンにしてもらわなければいけないため、ウェブアプリでは中々難しく、ネイティブアプリでこそ、その真価が発揮されると言えます。また、通知を存分に送りたい、という場合も、ネイティブアプリを使うと良いでしょう。沢山通知を送ることで、ユーザーに自社のサービスを意識してもらうことができます。

ネイティブアプリを使いこなし、サービスをより良いものとしましょう。